拘りの革から生まれた拘りのデザイン-TANTE PURSE SHOULDER-

「革ならではの重さ」が時に革鞄を持つことを遠ざけてしまう理由のひとつになっていないだろうか。
革のもつ重厚さ・風格は醸される風合いだけではなく実際の重さとも比例し、それ故にフォーマルなシーンでも活躍してくれます。
だからこそ箪笥の肥やしにしてしまっては勿体ない。使うほどに深まる味わいは、持ち主と共に時を重ねてこそ増していくのだから…。

では、重さがネックならできるだけ軽い革鞄を作ればいいのでは？
“TANTE PURSE SHOULDER(タンテパースショルダー)”は、軽さに加えて手触り・柔らかさを追求して作り上げたこだわりの革から仕立てられました。

素材の元となっているのは、経年変化しやすいのが特徴のタンニン鞣しと軽さと薄さが特徴のクロム鞣しを合わせた混合鞣しの革。ハリと弾力があり、適度に経年変化を感じられる「タンニン鞣しとクロム鞣しのイイトコドリ」をした革です。

この革を「太鼓(たいこ)」と呼ばれる樽のような回転器に入れ、回転により繊維をほぐして柔らかくしていきます。その工程を「空打ち(からうち)」と言います。空打ちは革を柔らかくするだけではなく、革に自然なシボやシワを付けるためにも行われる加工方法のひとつです。

空打ちによるシワやシボの出方は、原皮にある傷・シワ・トラ・凹凸の具合によって変わります。もちろん、皮の部分によっても。
それこそが、天然皮革であることの「面白み」。美しく端正で高級感のある革もいいけれど、気負わず使える革鞄を目指すなら個性を活かした革を作ろう。驚くほどの軽さと柔らかさを備え、色ムラも含め多彩な表情で魅了してくれる唯一無二の革「ソフトレザー」はこうして作られました。

ドクターバッグをイメージした、ふっくらとしたシルエット。
特徴である口元の口金は、本来革の重さに加えて鞄自体の重さを増やす要因になりますが、軽さが自慢のソフトレザーではその心配は無用。むしろ、フレームの役割を果たしてくれる口金があるからこそ柔らかな革でもこのコロンとした立体フォルムを保て、デザイナーが求めた「きちんと」と「親しみやすさ」が両立したシンプルでアイコニックなアイテムを実現することができました。

口金ならではの大きな開口で視認性は抜群。立体的な縫製と柔らかな革が手荷物をしっかり包み込んでくれます。

折り財布、スマートフォン、キーケース、ティッシュケース&ポーチ、カードケース、ハンカチ、エコバッグが行儀よく収納可能。このサイズにして必要最小限+αが入るキャパシティーは高ポイント。サクッと身軽なお出かけのパートナーとして好適です。

ショルダーはヌケ感と軽量化を叶えてくれる華奢なレザーストラップをセレクト。アイレット(丸穴)に通して結んでいるだけなので、長さ調節もお手のもの。細めのストラップだからもたつくことも少なく、鞄の中に収まってくれます。

斜め掛けから肩掛け、短くしてハーフショルダー、もっと短くすればハンドバッグとして持つことも◎
高機能。というわけではないけれど、容量に加えて持ち方の自由が利く鞄はまさに機能的。アクセサリー感覚で楽しめるのはもとより、その持ち心地・使い心地でも満足させてくれます。

デザイン・機能面だけではなく、“TANTE PURSE SHOULDER”はカラーバリエーションも見逃せません。
(左上から時計回りに)ブラウン、ネイビーグリーン、ブラック、キャメル、ブルーグレーの5色がラインナップ。
どんな装いでも外さないブラック、差し色として活躍してくれるキャメル、ニュアンスカラーで洒落感漂うブルーグレーの3色に、秋冬に合わせたいこっくりとした深みのあるブラウンとネイビーグリーンの2色が追加されました。

素材とデザインのバランスが取れているからこそ、カジュアルにもフェミニンにもフォーマルにも合わせることができる汎用性の高い一品。小ぶりで愛らしいサイズがほどよい存在感を放ち、装いに彩を添えてくれます。

持つと自然と軽快になる足取りと、それに合わせて揺れて弾む鞄が心踊るお出かけへと誘ってくれるはず。普段使いでもよそ行きでも旅行でも…ぜひ、さまざまなシーンでお楽しみください。