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original leather made | DEBOR series

2017.10.06

革らしさを楽しみ、わたしらしさを描き出す「DEBOR(デボール)」シリーズ。持つ人の暮らしに寄り添い、日々を共に歩みながらその軌跡を刻んでいく。そんなパートナーのような存在を創り出すことを心に、日本の職人さんと二人三脚で取り組んだものづくりがこの冬、形になりました。いつも違ういつもの日々を、より味わい深く鮮やかに映し出す新シリーズをご紹介します。

素材本来の個性を生かし、しっとり艶やかな風合いと天然由来の証である表情で、革を持つ喜びを感じさせてくれるもの。使い込めば使い込むほど味が出る経年変化を楽しめ、長く付き合っていけるもの。持ち主の生活に寄り添い愛着を育むことで、過ごした日々をいつくしめるようなもの。ものづくりの素晴らしさを製品を通じて共有できるもの。
それはきっと、一日として同じ日はないいつもの毎日を、ほんの少し豊かに彩ってくれるはず。そんな想いを胸に、わたしたちは制作に取り掛かかりました。

これらのコンセプトを形にするため今回CLEDRANが追い求めたのは、職人泣かせな革でした。

天然原料である皮から素材としての革へと変化させる工程は、複雑でいて繊細。技術、知識、経験に裏打ちされた感性、細やかな手間暇、その全てを注ぎ込む、気の遠くなる作業の連続です。

経年変化が起こりやすい分、誤魔化しの効かないベジタブルタンニングで鞣すには、原皮の段階で良質なものをそろえなければなりません。さらに、革らしい風合いを残す染料で仕上げるには、熟練した技術が不可欠でした。

こうした難題へ、CLEDRANの志しに共鳴してくださった兵庫県たつの市のタンナーさんとタッグを組み挑むことで、形になったのがDEBORシリーズです。

今回革づくりの指揮をとってくださった職人さんが、この革を一言で表現したのが「革らしい革」という言葉です。

素材本来の個性を活かしながら製品としての高いクオリティをキープする今回のレザーは、伝統技術を今に受け継ぐ「たつのレザー」として腕が鳴る仕事でした。環境に配慮したエコレザーの生産や、小学校からの見学の受け入れ、出前授業など、社会貢献にも積極的に取り組むことで、その魅力を発信している「たつのレザー」。しかしながら、ものづくりを支える一次産業の活躍は、なかなかエンドユーザーには見えにくいものです。

だからこそ、この革が製品となり持ち主となる方の日常を輝かせるその時を、自分自身心待ちにしていたのだと笑顔で話してくれました。

できあがった革は、暮らしに溶け込む製品として仕立てることで、その魅力をさらに体現します。装いを飾るだけではない、毎日を支える道具としての側面もあるプロダクト。持っていて心地よいフォルムとは、特別な日もいつもの日もより鮮やかに彩るデザインとは、パートナーのようにサポートする温かみある機能とは——。一人ひとりの尊い生活に、いかに思いを馳せられるか、その熱量が愛着湧く製品を生むと考えています。

DEBORシリーズは、素材で革本来の個性を生かしたように、持つことでその人の個性が美しく際立つようなベーシックデザインに仕上げています。また、鞄や財布、小物といったアイテム、職人の技術により実現した多彩な色で仕立てた、豊富なラインナップをご用意。アイテムや色ごとにエイジングを重ねたり、大切な誰かとおそろいにしたり、様々なお付き合いをお楽しみいただけます。ぜひあなただけの一点に育んでください。

いつもの暮らしをいつもと変えるDEBORシリーズ。新たなラインナップや使用イメージは随時CLEDRAN SNSアカウントでもお知らせいたします。ぜひ楽しみにお待ちください。

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